当サイトでは、これまで睡眠をとらないことへのリスクやデメリットを沢山お話ししてきましたが、逆に睡眠をとるメリットとはなんでしょうか?
それでは今回のページでは、どれだけ忙しいビジネスパーソンであっても、睡眠を積極的にとった方が良い4つのメリットについてお話ししていきますね^^
このページの目次
睡眠のメリット1:「強力な」疲労回復ができる
睡眠をとる最大のメリットと言えば、まず一番に挙げられるのが「疲労回復」です。
なぜなら、私たちにとって最も「強力な」疲労回復の手段が「睡眠」だからです。
そのため、睡眠が不足してしまうと、当然、翌日は疲れが抜けません。
「疲労回復物質」や「成長ホルモン」などの体全体の疲労を回復させるホルモン類は、全て睡眠中に最も効果が発揮されるしくみになっています。
特に成長ホルモンの場合、「【女性注目!】「22時~2時は睡眠のゴールデンタイム」はウソ?!」でもお伝えしたとおり、眠りに就いてから最初の睡眠サイクルの中で、ステージ3・4の深いノンレム睡眠に入ると大量に分泌されます。
成長ホルモンと言うと、成長期の子供の頃なら「身長を伸ばしてくれるホルモン」として一般的に知られていますが、実は成長期を過ぎた大人になっても分泌はされ続けます。
そして、この成長ホルモンが睡眠中に働くことによって、全身の細胞の修復と代謝を促し、疲労を回復させるといった大事な仕事を行っているのです。
また、日中は脳や筋肉を活動させればさせるほど、酸素を沢山消費しますが、同時に「活性酸素」も発生します。
体内でこの活性酸素の量が増えると、細胞が参加されて傷付き「ファティーグ・ファクター(以下、「FF」)」と呼ばれる疲労因子が全身に増加していきます。
つまり、私たちが感じる「疲れ」というのは、この疲労因子FFが増えるほどに強くなるのですね。
これとは逆に「ファティーグ・リカバリー・ファクター(以下、「FR」)」と呼ばれる疲労回復物質も存在しています。
この物質はその名のとおり、疲労を回復する働きがあって活性酸素によって傷付いた細胞を修復しようとします。
実は、この疲労回復物質FRが体内で最も増えて、疲労因子FFを撃退する効果が一番高いと言われているときが睡眠中なのです。
つまり、上記のような疲労回復のしくみをしっかりと働かせるためには、良質な睡眠をとることが必要不可欠なのですね。
睡眠のメリット2:記憶力・集中力・ヒラメキ力・学習能力をアップ!
睡眠が持つスゴイ効果・効能は、体の疲労を回復させることだけではなく、脳の疲労も回復してくれます。
また、ハイパフォーマンスが求められる仕事や作業をするためには、脳は言うまでもなく重要な役割を持っています。
そして、脳が持つ力を最大限に発揮させるためには、睡眠をとることが最も効果的な方法なのです。
例えば、筋肉の疲れは眠らなくても横になっているだけである程度の回復はしますが、脳の疲れというのは実は睡眠をとらないと回復しません。
人は睡眠不足に陥ると、課題の遂行能力や感情の調整を司る「前頭前野(ぜんとう ぜんや)」や「大脳辺縁系(だいのう へんえんけい)」の代謝活性が低下したり、建設的思考力や記憶能力などの認知機能も低下するといったことも明らかになっています。
つまり、しっかりと睡眠をとることで脳の疲れが取れるので、翌日の記憶力・集中力・ヒラメキ力・学習能力などがアップし、これらがアップするほど必然的に仕事などのパフォーマンスもアップしていくのですね。
睡眠のメリット3:記憶の調整が行われて知力もアップ!
睡眠中に脳が行うことは、脳自身の疲労回復だけではなく、「覚醒中に体験してきた過去の記憶を一旦整理し、大事な記憶を強化する」という重要な作業を行っています。
「「ノンレム睡眠」とは?」でもお話ししましたが、人は通常、眠りに就いたときは最初「ノンレム睡眠」に入ります。
ノンレム睡眠というのは「ノンレム睡眠中はリニューアルオープンのための「休業」状態」でもお伝えしましたとおり、一般的には「脳の休息モード」として知られています。
しかし、ノンレム睡眠の役割は実はそれだけではなく「徐波睡眠(じょは すいみん)」と呼ばれる深いノンレム睡眠(ステージ3・4)に入ることによって、脳は記憶の強化をしています。
そして、60~90分のノンレム睡眠の後、最初の「レム睡眠」に入るのですが、このレム睡眠に入ると、覚醒中に体験してきた過去の断片的な記憶の整理(メンテナンス)が行われるのです。
また、「レム睡眠時(夢を見ているとき)脳はなにしてる?」でもお伝えしましたとおり、レム睡眠中は鮮明でドラマティックな夢を見ることが多くなります。
このときに見る夢というのは記憶のメンテナンス中に起こる“ノイズ”であると考えられており、優先度の低い不要な記憶の消去がされていきます。
つまり、良質な睡眠をとることによって、本人にとって本当に大事な記憶を脳に定着させることができ、それが結果として、知力のアップに繋がっていくのですね。
そのため、せっかく覚えた大事な記憶を忘れないようにするためには、学習後に余計な刺激が入る前にしっかりと眠って記憶を定着させることが大切です。
そして、朝起きたら前日に学習したことを確認のためにもう一度見直し、記憶を確実に定着させるのが、知力のアップに最も効果的な方法であると言えます。
睡眠のメリット4:気持ちが前向きになって自信がアップ!
当たり前のことかもしれませんが、生きていると必ずと言って良いほど、嫌なことが起こったり、プライドを傷付けられたりなどが原因で、ストレスを抱えてしまいますよね。
人波に揉まれることが多いビジネスパーソンの人たちは、その最前線に位置しているのですが、これらのネガティブな記憶や感情は、しっかりと睡眠をとることによって、ある程度は和らげることができるということが明らかになっています。
例えば、悲しいとき、ショックなことがあったとき、プライドを傷付けられたときは、何もヤル気が起きなくなる人は多いと思います。
ですが、一晩寝て朝起きたら前日までクヨクヨ落ち込んでいた気持ちがスッキリとして「落ち込んでいても仕方がない。また頑張ろう!」という気持ちになった人も少なくないのではないでしょうか。
つまり、夜の睡眠中にネガティブ感情が薄まって、朝目覚めたときにポジティブ感情へ変換されることによって、前向きな思考や自信に繋がっていくのですね。
まとめ
以上のとおり、今回は睡眠を積極的にとった方が良い4つのメリットについてお話ししてきました。
逆に考えれば、パフォーマンスをアップさせるのに、睡眠を後回しにすることがどれだけ無謀なことであるかということも、おわかりいただけたと思います。
もし、あなたが本気でパフォーマンスをアップさせたいと考えているのなら、睡眠を仕事の重要な一部として意識し、ご自身のタイムスケジュールに組み込んでみてはいかがでしょう?
そして、そのときに大切なことは「1日の活動後の余った時間で眠る」という消極姿勢で睡眠をとるのではなく、「ハイパフォーマンスをいつまでも続けるために、睡眠時間は毎日最低でも○時間以上は絶対キープする!!」といった積極姿勢になることです。
それでは、今回は以上となります。
最後までご購読いただきありがとうございました。