今回のページでは、朝目覚めても気分がスッキリしない……、いまいちヤル気が出ない……といった場合の対処法についてご紹介したいと思います。
どれも難しいことはなく、簡単に実践することができるので、忙しいビジネスパーソンであっても気軽に取り組むことができますよ^^
なお、少しボリュームのある内容となりますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
このページの目次
朝は「なりたい自分」をイメージすれば必ず実現する?!
朝食を食べているときに是非、実践していただきたいことは「なりたい自分の将来」をイメージすることです。
「なりたい自分の“将来”」というのは、明日、明後日、1週間後、1ケ月後などの近い将来のことではなく、10年後などのもっと先の未来のことです。
「10年後の自分のなりたい姿」をできるだけ楽しく、ポジティブにイメージすることで朝から前向きな気持ちで仕事に臨むことができます。
また、この方法は自分の可能性を広げるための強力な手法としても知られています。
でも、なぜ10年後なのか?
その理由は、10年後の先の未来であれば、目先の現実に縛られることなく思い切ったイメージがしやすいためです。
このポジティブなイメージをするためには難しく考える必要は一切ありません。
例えば「10年後、自分はどうなっていたいのか?」、「仕事面でのポジションは?」、「経済面で の豊かさは?」、「家族や周囲との人間関係は?」、「趣味は上手くいってる?」といった感じで10年後の自分を自由にできるだけ楽しくイメージするだけです。
言ってしまえば、妄想に近いかもしれません。(笑)
ですが、世の中で成功している人たちというのは、みんなこの妄想から始まるものなので、なんら恥ずかしいことではないと個人的には思っています。
「10年後はちょっと遠すぎてイメージするのが難しい……」
という場合には、5年後、それでも遠い場合には、2~3年後でもゼンゼン良いと思います。
大切なのはポジティブイメージを膨らませて、朝から楽しい気持ちで1日を過ごすことですから「ちょっと無理かもしれない」、「こんなこと自分には高望みかもしれない」と思ったとしても、思考を制限することなく遠慮せずにどんどん楽しい未来を思い描いてみてください^^
そして「思考は現実化する」とも言われているとおり、人はその思考のとおりに人生を歩んでいくので、普段から夢や目標を目指し、ワクワクできるポジティブイメージを持って歩んでいけば、必ずそれを実現させることができるのです。
また「食事」という行為は、人に限らず全ての生き物にとって大きな幸せの一つであることは間違いありません。
これは、枯れないために水を食料とする植物にとっても同じことが言えます。
冒頭で『朝食を食べているときに「なりたい自分の将来」をイメージしてください』とお話ししましたが、その理由は「食事中」という幸せの中にいるときに思い浮かべるイメージというのは、ポジティブなイメージが生まれやすいためです。
つまり、朝食を摂ることによってポジティブイメージが生まれやすくなり、そのポジティブイメージを思い描いてそれを行動に移せば、より夢や目標を実現させやすくなるという、好循環が生まれるのですね。
例えば、朝食中にポジティブイメージをしているときに、
- 「これをするためには、こうすれば解決のヒントになるかも?」
- 「今悩んでいることがあるけれど、○○さんに相談してみれば良い情報をもらえるかも?」
- 「ダメ元でも良いから、これを実行してみれば何か収穫があるかもしれない」
などの具体的な可能性を感じることができたなら、簡単でも良いのでメモしておきましょう!
そして、その可能性を後で時間のあるときに見つめ直し、行動に移せるものを見つけたならば、一つずつ実行してみることをおすすめします。
このポジティブイメージのときに思い描いたものは、いわゆる「直観」と呼ばれているもので、実際に人生の大きな転機になることもあり、そうなった場合には、その直感は「天啓(てんけい)」と呼ばれるようになるのです。
ヤル気が出ない朝をリセットさせる方法
いつも頑張って働いている人や、会社からの評価がどれだけ高い人であっても、「仕事行きたくないなぁ……」、「今朝はどうしてもヤル気が出ない……」なんて朝は、誰にでも必ずあるものですよね。
例えば、何かトラブルが起こったとき、苦手な仕事を任されているとき、嫌いな人と会わなければいけないときというのは、気持ちがスッキリしませんし、なかなか前向きにはなれません。
そういう朝は、目覚めても布団から出て起き出すまでにグズグズしてしまったり、朝食を作って出勤するための身支度をするのも苦痛に感じる……。
など、ヤル気スイッチがなかなか「ON」にならないといったことは、あなたにもあるのではないしょうか。
当然ながら、私自身もそういったことを何度も経験していますし、そういう日はなかなかエンジンがかかりません。
それでは、朝目覚めたときからネガティブ思考になってしまってヤル気が出ない場合、それをリセットさせるためには、どうすれば良いのでしょう??
一つ、私からおすすめの方法があります。
それは「今日、1日の中で自分が人の役に立てそうなこと、感謝されそうなことを一つだけ見つける」ことです。
実は「人の役に立つ」、「感謝される」という行動というのは、人を前向きにさせるためには一番手っ取り早い方法で、それをイメージするだけでも物事をポジティブに考えられるようになります。
なぜなら、人は周囲から感謝をされるとそれが喜びとなり「もっと人の役に立ちたい」という気持ちが生まれるからです。
「人の役に立つ」、「感謝される」というと、少し大げさに感じたり難しそうだと感じてしまうかもしれません。
ですが、決してそんなことはありませんし、どんなに小さなことでも良いのです。
例えば、身近なところで言えば、
- 「今朝のゴミ出しは、率先して自分が捨てに行こう」
- 「今日は食器の洗い物や片付けを積極的に手伝おう」
- 「今日は会社帰りに奥さんへお土産を買って帰ろう」
通勤中や会社に着いて以降なら、
- 「通勤中の電車で運良く座ることができても、お年寄りや身体の不自由な人がいたら譲ってあげよう」
- 「問い合わせの電話が鳴ったら、率先して自分が対応しよう」
- 「チーム内で困っている人がいたら、声をかけて助けてあげよう」
などなど……。
人から感謝されることなら、このように些細なことでも十分です。
こういったポジティブな思考をする目的としては、「自分の内側にあるネガティブな気持ちを外に追い出し、ポジティブな気持ちを取り戻す」ことにあります。
ネガティブな気持ちになっているときというのは、そこばかりに意識が向きやすいものです。
ですが、「人の役に立つ」、「感謝される」ことを探すことによって、内側に向いているネガティブな意識を「グィッ!」と、外に向けさせる効果が期待でき、気分転換ができます。
また、先ほどもお話ししたとおり、多くの人が「人の役に立つ」、「感謝される」ことを喜びとしており、そこから大きなエネルギーを得ています。
そのため、上記のようなポジティブなシーンをイメージするだけでも「今日も1日頑張ろう!」と、プラスのエネルギーを得ることができるのです。
前日の疲れが取れない場合には朝10分の瞑想をしてみよう!
- 前日の仕事が長引いて残業になり、夕べは睡眠時間をゼンゼンとることができなかった……。
- 仕事が繁忙期に入り、業務が立て込んでいて落ち着かない日が続いている……。
- 仕事でも私生活でもやることが多すぎて、リラックスすることができずに、心身ともに疲れている……。
- その結果、前日の疲れを取ることができずに朝まで持ち越してしまう……。
そんな経験をお持ちの方は少なくないと思いますが、そういった場合には「朝10分の瞑想」がおすすめです。
前日に起こった嫌な出来事や疲れを持ち越してしまうことは、過緊張に陥ってしまうキケン信号ですが、朝10分の瞑想をするだけでリラックスと落ち着きを取り戻すことができます。
瞑想とは言ってもやり方は簡単なので、心配はありません^^
朝起きて「疲れが取れないなぁ~……」と感じたら、どのタイミングでも良いのですが、まずはリラックスした姿勢でソファや椅子に座って軽く目を閉じてみましょう。
そして、大きくお腹を膨らませながら鼻から息を吸い、ゆ~っくりと鼻 or 口から吐き出します。
いわゆる「腹式呼吸」と呼ばれる呼吸法ですが、このときはできるだけ心の中で「い~ち、に~、さ~ん……」と数を数えながら深呼吸をしてください。
その理由は、数を数えることによって、自らの思考にとらわれるのを防ぐためです。
目を閉じると、どうしても色々な思考が頭の中で湧いてしまい、瞑想することに集中できなくなってしまいます。
しかし、数を数えて意識を呼吸に向けることによって、余計な思考を流すことができます。
そして、こうした瞑想タイプの深呼吸をすることで、忙しい時期でテンパって過緊張気味になっている場合でも、交感神経を緩めることができるのです。
なお、この瞑想は朝に限らず昼でも夜でもおすすめなので、仕事が忙しい時期の合間や、イライラでストレスが溜まっているとき、落ち着かないときなどは是非、実践してみてください^^
明るい歌詞の明るいメロディの音楽を聴いてテンションMAX!
朝、目覚めたときに素早く活動モードのスイッチを「ON」にし、ヤル気を全開にさせるために必要なことは、先ほどももお伝えしたとおり、心をポジティブなエネルギーでイッパイにすることです。
ですが、いくらそれを意識していたとしても、毎日継続してポジティブイメージを維持させることは難しいのが、正直なところだと思います。
それでは、できるだけ安定してポジティブなイメージを続けていくには、どうすれば良いのでしょう??
結論から先に申し上げると、朝はできるだけポジティブなニュースに目を向けたり、明るい歌詞の明るいメロディの音楽を流すことです。
音楽には人の感情を動かす効果があることは既に知られていますが、例えば、テンポの速い曲は気分を活発にさせる効果があり、テンポの遅い曲は気分を落ち着かせる効果があるというデータがあります。
また、ある実験では、実験参加者にアップテンポの外国語の歌詞の曲を聴かせたところ、歌詞の意味がわからない段階では、テンションが上がっていたようです。
ですが、その曲の歌詞を翻訳し、実はその曲が悲しい曲だったことがわかった途端、悲しい気分になり、テンションが下がってしまったそうです。(曲は流さずに歌詞だけを読ませた)
その後、またアップテンポの曲を流しながらその歌詞を読ませたら、悲しい気分は和らいだようです。
つまり、この実験からわかることは、「悲しい曲」や「ネガティブな言葉」は私たちの心に対して、最もネガティブな影響を与えてしまうことの一つだということですね。
また、朝起きてからTVを付けてニュースを見たり、通勤中の電車の中で新聞を読んだり、スマホでニュースをチェックしたり、音楽を聴いたりしている人は多いと思います。
上記の実験結果からもわかるとおり、朝からテンションを下げないようにするためには、このときに「極力ネガティブなニュースを見ない」、「ネガティブな歌詞で書かれた暗いメロディの曲は聴かない」ということを心掛けることです。
日本には昔から「言霊(ことだま)」という言葉があるとおり、「言葉には“霊的な力”がある」と、古くから伝えられています。
“霊的な力”が本当にあるかどうかは別として、人が発する言葉や音楽は心を動かすエネルギーを確実に持っています。
そのため、朝からヤル気を全開にしてテンションMAXな状態で仕事をするには、できるだけ「ポジティブな言葉やニュース」に目を向けたり、「明るい歌詞の明るいメロディの音楽」を聴いたりすることが大切です。
なお、音楽を流す場合には、苦手な仕事が控えている日は「テンポの速いポジティブな歌詞の曲」、緊張感が高まるプレゼンがある日は「テンポはゆっくりだけれど、明るくて穏やかな曲」を聴いたりなど、その状況に合わせて選曲することによって、朝のヤル気をコントロールすることができます。
もちろん、電車やバスなど周囲に人がいる中で音楽を流す場合には、音量に注意しながら事故にも気を付けて流してください^^
まとめ
以上のとおり今回は、朝からヤル気を全開にするためのコツについてお話ししました。
少し長くなってしまったので、要点を簡単にまとめますね。
- 10年後の「なりたい自分の姿」をイメージする。
- 今日、1日の中で「人の役に立てそうなこと」、「人から感謝されること」を一つだけ見つける。
- 前日の疲れが取れない場合には、腹式呼吸で「朝10分の瞑想」をしてみる。
- 出勤時や通勤中は、できるだけ「ポジティブなニュース」に目を通し、音楽を流す場合には「明るい歌詞の明るい曲」を聴く。
いかがでしょうか?
どれも難しいことはなく気軽な気持ちでできることなので、朝テンションが上がらなくて困っているという場合には、是非一度、実践してみてください^^
それでは、今回は以上となります。
最後までご購読いただきありがとうございました。