ナルコレプシーに見られる4つの症状と原因とは?

ナルコレプシーに見られる4つの症状と原因とは?

「過眠症の代表格「ナルコレプシー」ってどんな病気なの?」でもお話ししたとおり、一言で「ナルコレプシー」とは言っても見られる症状は様々です。

それでは、今回はこのナルコレプシーに見られる代表的な4つの症状について詳しく解説していきますね^^

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ナルコレプシーには4つの症状がある

これからご紹介する症状のうち、いくつかは健康な人でもあらわれることがあります。

逆にナルコレプシーの人であっても、4つの症状全てがあらわれるのは、20~25%くらいの人であると言われています。

日中に襲ってくる耐えがたい眠気と“睡眠発作”

睡眠発作を起こすと、楽しみにしていたせっかくのライブが台無しになってしまうなんてことも……。

健康な人であれば、緊張や興奮などで感情が高ぶっているときに眠気に襲われることはほとんどありません。

しかし、このような状況であっても強烈な眠気に襲われて眠ってしまう症状が「睡眠発作」です。

また、眠った後は通常なら30分程度で自然に目が覚めて、スッキリした気分で起きることができますが、数時間後にはまた強烈な眠気が襲ってきます。

この眠気は、本人でなければ理解できないほどの強烈な眠気で、どんな場面であっても「起きているべき」ときに起きていることができません。

日中にちょっとした眠気が来て、居眠りをしてしまった程度のことであれば、誰にでもあると思います。

ですが、例えば、危険な作業をしているとき、大事な会議中、デートの最中などの積極的な参加や緊張感が必要な場面で、突然強烈な眠気に襲われてしまったらどうでしょうか。

ナルコレプシーを患っていると、本人の意志に関係なく、そういうことが起こることもありえるのです。

また、健康な人ならば、電車を待っているときにベンチでちょっと休んで居眠りをしていても、乗りたい電車が来たらすぐに目を覚ますことができます。

ですが、ナルコレプシーの人は、逆に「やっと、電車来たっ……」と思った瞬間に眠りに落ちてしまう。

電車に乗れたは良いけれど、降りたい駅に着いても寝過ごしてしまい降りられなかった、ということもよくあります。

他にも、高いお金を払って楽しみにしていたバンドのライブ、サッカーや野球などのスポーツ観戦に行ったは良いけど、始まりと同時に強烈な眠気に襲われて眠ってしまう。

そして、そのまま最後まで……ということもありえるのです。

時には眠気すら感じる前に発作的に眠りに落ちてしまうこともありますが、これらのように突然眠りに落ちてしまう発作のことを「睡眠発作」と呼びます。

情動性脱力発作(カタプレキシー)

カタプレキシーは感情が激しく高ぶると、全身の筋肉の力が抜け落ちてしまう。

笑う、喜ぶ、怒る、驚く、興奮するなどの「喜怒哀楽」の強い感情が引き金となって、突然全身の筋肉の力が抜けてしまう症状です。

なお、この発作は数秒~数分経つと次第に軽くなることが多く、自然と体に力が入るようになります。

例えば、話しをしたくても舌が上手く回らなかったり、膝の力が抜けたりなど体の一部に出ますが、ヒドイ場合には立っていることができずに倒れてしまうこともあります。

レム睡眠時は健康な人でも全身の筋肉の力が抜けていますが、カタプレキシーはレム睡眠時と同様のメカニズムが、覚醒中に突然起こってしまうことが原因であると考えられています。

そのため、後でお話しする「入眠時幻覚」や「睡眠麻痺」とともに「レム関連症状」とされているようです。

なお、カタプレキシーはナルコレプシーの全ての人に見られるわけではありません。

しかし、80%以上の人にこの症状が見られるため、逆に言えばカタプレキシーの症状が見られた場合は、ナルコレプシーである可能性が高いとも言えます。

このように、感情が高ぶったときに、突然筋肉の力が入らなくなる発作を「情動性脱力発作(カタプレキシー)」と呼び、「情動」とは「感情」のことを指します。

【関連ページ】

入眠時幻覚

入眠時幻覚は寝入りばなに誰かがいるような幻覚を見る。

寝つきとほぼ同時に幻覚を見る症状です。

例えば、眠りに入ったときに、怪しい人影や人の気配を感じたり得体の知れないものに襲われてとても恐ろしい体験をしたり、睡眠中に幻覚を見たりしたことはありませんか?

このような体験や幻覚は、結論を先に言えば、何かに取り憑かれていたり心霊現象が起こっているのではなく、実は全て鮮明な「夢」であることがわかっています。

通常、この症状は数分以内に治まるのですが、体感中は数分どころか数時間にも感じてしまうのでとても怖いですよね。

私も何度も体験していたので気持ちはよくわかります。

「「ノンレム睡眠中」と「レム睡眠中」の脳の状態はこんなに違う!」でもお話ししたことがありますが、健康な人の場合、睡眠中は60~90分の長いノンレム睡眠の後にレム睡眠に入ります。(レム潜時)

また、レム睡眠時にはとても複雑でドラマティックなストーリー性のある夢を見ていることが多いのですが、ナルコレプシーの場合、寝入ったとほぼ同時にレム睡眠に入ってしまうということがよく起こります。

このような状態の場合、脳はまだ「起きている状態」にあり意識を司る「前頭前野」という部分が活発であるため、眠りに入ったと同時にとてもリアルな幻覚を見てしまうのです。

これを「入眠時幻覚」と呼びます。

なお、健康な人の睡眠では通常、夢に対してはあいまいで、おぼろげな記憶や印象しかありません。

そのため、いくら鮮明な夢であっても起きたらすぐに(または数時間したら)忘れてしまいます。

これは、レム睡眠中は脳全体は活動中であっても、前頭前野の機能が低下しているからだと言われています。

【関連ページ】

睡眠麻痺

睡眠麻痺(金縛り)は入眠時幻覚とほぼセットで現れることが多い。

いわゆる「金縛り」のことで、入眠時やレム睡眠中に目が覚めて体が固まって動かなくなる症状です。

上記でお話しした入眠時幻覚が生じているときは、通常のレム睡眠時と同じように、完全に筋肉の力が抜けている状態であることが多いので「金縛り」が起きます。

つまり、入眠時幻覚と睡眠麻痺はほぼ「セット」で襲ってくるってことですね。

ただ、睡眠麻痺は目が覚めた直後にも起こることがあり、単独でも襲ってくる場合があるため、必ずしも入眠時幻覚とセットであるとは限りません。

このときに見る夢は、私の実体験からなのですが、誰かから体を引っ張られて魂がす~っと抜けていく感じです。

そして、幽体離脱のような感覚になったり、いきなり宇宙に放り出されてワームホール(?)の中をくぐり抜けていたり……。

もちろん、体は動かすことができないので、体験中は恐怖でしかありません。

ちなみに、睡眠不足が続いた日や疲れが溜まっているときに眠ると、こういった体験をすることが多くありました。

このように、入眠時、または目覚めた直後に金縛りに合うことを「睡眠麻痺」と呼びます。

ナルコレプシーの原因

ナルコレプシーの原因は「オレキシン」という脳内物質の欠乏によって起こることが2000年に明らかになっています。

「つい最近までは謎の睡眠障害だったナルコレプシー」でもお話ししたとおり、それまでは「原因不明の謎の睡眠障害」とされてきました。

しかし、現在では90%以上のナルコレプシーの人が、オレキシンを作るためのニューロンが変性・脱落していると考えられています。

また、ナルコレプシーを患う人の髄液(ずいえき)では、90%以上の割合で「オレキシンA」という物質がとても低値であることが確認されています。

これらのことから、アメリカではすでに髄液中のオレキシンA濃度測定をナルコレプシーの診断に利用しているようです。

【関連ページ】

まとめ

一言で「ナルコレプシー」とは言っても細かく見てみると上記のとおり、これだけの症状があります。

また、ナルコレプシーの人は上記でご紹介した4つの症状以外にも、うつ病などの精神疾患や、糖尿病の合併頻度が高いと言われています。

それでは今回は、ナルコレプシーの症状についてご紹介させていただきましたが、次回のページでは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」についてお話ししますね^^

最後までご購読いただきありがとうございました。


【次のページはこちら】

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