夢の中の内容を行動に移してしまう「レム睡眠行動障害」とは?

夢の中の内容を行動に移してしまう「レム睡眠行動障害」とは?

「寝ているときに徘徊をする「夢中遊行症(夢遊病)」のしくみとは?」ではノンレム睡眠中に引き起こされる睡眠時随伴症の各症状についてご紹介しました。

それでは今回は、レム睡眠中に引き起こされる睡眠時随伴症の「レム睡眠行動障害」について詳しく解説していきますね^^

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「レム睡眠行動障害」とは?

「レム睡眠行動障害」を一言で言うなら、その名前のとおりレム睡眠中に異常行動を起こしてしまう睡眠障害です。

この症状は「夢中遊行症(むちゅう ゆうこうしょう)」と似ているため、違いがわかりにくいかもしれません。

しかし、一番の大きな違いは、この症状を起こしているときは夢の中の行動が実際にあらわれているところです。

「寝ているときに徘徊をする「夢中遊行症(夢遊病)」のしくみとは?」でもお話ししたとおり、「夢中遊行症」、「寝言・歯ぎしり」、「夜驚症」というのはステージ3・4の深いノンレム睡眠中に引き起こされているので夢は見ていません。

ですが、レム睡眠中というのは「「レム睡眠」とは?」でもお話ししたとおり、「夢を見ている状態」の睡眠モードであるため、レム睡眠行動障害では夢の中の行動がそのままあらわれてしまうのです。

また、ノンレム睡眠中に引き起こされる睡眠時随伴症の場合、脳がまだ未発達な子供に多く見られるのとは対照的に、レム睡眠行動障害の場合は、中年の男性に見られることが比較的多いと言われています。

なお、夢の中の行動があらわれる症状としては、複雑な行動をとったり、大声で歌を唄い出したり、中には暴力的な行動をとってしまう人もいるようです。

例えば、殴り合いのケンカをしている夢を見ている場合、拳を振り上げた結果、隣で寝ている奥さんを殴ってしまったり、サッカーをしている夢を見ているときであれば、急に起き出して近くの物に思い切りケリを入れたりなど……。

中には暴れまわった結果、ケガをしてしまう人もいるようですが、これらのときに脳波の状態をとった場合、レム睡眠中に起こっていることがわかるため、イコール「夢の中の行動が実際にあらわれている」ということが明らかになっています。

【関連ページ】

夢の中の内容が行動に出るしくみ

レム睡眠行動障害は、先ほどもお話ししたとおり、夢の中の内容を実際に行動に移してしまう睡眠障害ですが、それではなぜこうしたことが起こってしまうのでしょう??

結論から先に言うと、レム睡眠行動障害が引き起こされてしまう原因は、まだよくわかっていません。(記事掲載時)

ですが、レム睡眠のメカニズムを紐解いていくことで、原因を特定するためのヒントが隠されているかもしれません。

レム睡眠中に起こる最大の特徴としては、先ほどもお話ししたとおり「夢を見ている」ことです。

この「夢を見ている」ことが、ナゾを解くためのヒントになるのですが、その他にも挙げられるヒントとしては、レム睡眠中には骨格筋の脱力が起こっているということです。

この骨格筋の脱力が起こることを「筋弛緩(きん しかん)」と呼びます。

上記を踏まえ、レム睡眠中というのは夢を見ている状態であるため、筋肉を麻痺させておかないと夢の中の行動がそのまま身体の反応としてあらわれてしまいます。

通常であれば、それを防ぐためにレム睡眠中は、脳幹から脊髄(せきずい)に向けて運動神経を麻痺させる命令が出されています。

つまり、現時点で可能性として考えられている原因は、この麻痺させる命令システムに問題があるために、レム睡眠行動障害が起こるのではないか?と考えられているようです。

また、パーキンソン病などの「神経変性疾患」や、高齢者の方々に多い「レビー小体型認知症」などとの関連があるともされています。

これは神経の変性が起こって筋弛緩をコントロールする神経細胞のニューロンが壊れている可能性があるためです。

上記の他、抗うつ薬の「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」という薬によっても引き起こされることもあるようです。

その理由として、SSRIは脳内のセロトニンという物質の機能を高めるための薬なのですが、そのセロトニンが筋弛緩を引き起こす機能を低下させてしまうためと言われています。

【関連ページ】

まとめ:診断と治療法は?

以上のとおり、レム睡眠行動障害は、レム睡眠中に見ている夢が行動にあらわれて、急に大きな声で唄い出したり、暴力的になったり、異常な行動を起こしてしまう睡眠障害です。

ちなみに、レム睡眠行動障害をお医者さんで診てもらう場合には、睡眠ポリグラフという機械を使って検査がされます。

【関連ページ】

この検査ではレム睡眠中に筋肉の緊張が見られると、レム睡眠行動障害と診断がされますが、それと同時に睡眠時の行動を動画として記録して診察されます。

また、脳の梗塞(こうそく)や腫瘍(しゅよう)が原因でこの症状が起こることもあるため、MRI、CTスキャンなどの画像診断をする場合もあります。

そして、レム睡眠行動障害の治療法としては、抗てんかん薬の「クロナゼパム」という薬を就寝前に服用して治療していくようです。

それでは今回は以上となります。

最後までご購読いただきありがとうございました。

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