転んだりしてケガをしてしまったときに活躍する栄養素と言えばこの「ビタミンK」。
ですが、数多くある栄養素の中でも、正直あまり聞き慣れない栄養素ですよね。
そんなマイナーな栄養素でもあるビタミンKではありますが、当然のことながら、私たちの体の中では重要な役割を果たしています。
それでは、このビタミンKはどのような仕事をしてくれているのでしょう??
「ビタミンK」の役割は?
「ビタミンK」は血液に関係している栄養素で「止血ビタミン」とも呼ばれているとおり、ケガをしたときに出血を止める役割を持っています。
つまり、転んでケガをして血が出てしまったときに、自然と血が止まるのはこのビタミンKがスピーディーに仕事をしてくれているからなのですね^^
大ケガをしてしまったときにいつまでも血が止まらなければ、命にも関わることもあるので大変なことになってしまいますよね><
そんなとき、このビタミンKが血液の中にある「血止め成分」を上手く働かせられるように素早くサポートしているのですね^^
言い換えれば、バンソウコウのような役割を持っているとも言えますね。
また、ビタミンKは止血をする以外に、骨の材料である「カルシウム」が骨にくっつくのを助けて骨を丈夫にする役割も果たしています。
そのため、ビタミンKがないとせっかくカルシウムを摂ったとしても、上手く吸収されずに骨からカルシウムが溶け出してしまうのです。
「ビタミンK」が多く含まれる食品や食材は?
- 納豆
- モロヘイヤ
- アシタバ
- 小松菜
- ホウレン草
- 菜の花
- キャベツ
- ワカメ
など
「ビタミンK」が不足すると?
ビタミンKが体内で不足すると例えば、出血したときに血が止まりにくくなったり、鼻血が出やすくなったりしてしまいます。
また、骨や歯にカルシウムが付着しづらくなるので、次第に骨がもろくなってきてしまいます。
そうなってしまうと虫歯や骨折になりやすくなるので、ヒドイ場合には「骨粗鬆症(こつ そそう しょう)」なんてことになってしまうこともあります><
ただ、幸いにもこのビタミンKは、腸の中の細菌からも作られているので、ある程度の成長をしている人であれば、足りなくなる心配はほとんどありません。
ただし、生まれたての赤ちゃんの場合には、腸の細菌が少なく足りなくなることもあるので注意が必要です。
「ビタミンK」と相性の良い栄養素は?
「カルシウム」の働きをサポート!
ビタミンKは「カルシウム」の吸収を助けたり、骨からカルシウムが溶け出すのを抑えたりなど、色々な場面でカルシウムの働きをサポートしています。